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  • 執筆者の写真: 莉江 藤田
    莉江 藤田
  • 2016年9月7日
  • 読了時間: 2分

毎度、企画展では、小さくだとしても自分の中でやりたいことを、言いたいこととは別に考えようとします。 そうすることで、言いたいことが明確にある時に、それを言う手段を「選べる」ようになるんじゃないかなぁ、となんとなく思っています。 より的確に言いたい。そういう時に、より多くのやれることがほしいから。 ひらがなでも書けるけれど、漢字を使った方がスムーズなのか、その漢字は知っているけれど、敢えてひらがなを選んだんだというために一度漢字を書けるかどうか確認しておくこと。 できる気がしないことより、案外、できそうな気がすることのほうがやってみないとわからないということがある。 こういう自分のことは疑うべきと思うから。 写真を撮って見せられることは、わたしにとっては、ひとつの言語をはなすこと。 語彙が多い方が、文法をたくさん知っている方が、声量を調節できる方が、とか、そのあたりが同じ。 実際にはここではことばで言えない部分を任せるのだから、より的確にことばを操って、ことばで言い表せないことを減らしきってからのほうが明確にことばから外れられる。 ことばがうまく話せない時は、すべてがことば以外の通路になってしまうから写真もひらべったくのびてしまって、そういうところが今回は作ってる最中、特に最初のほう、辛かったのでした。 直前になるにつれ、いつもの感覚が戻りつつあって、でも戻りきらなくて悔しさは残ってるけど。 このことを今言語化できてるので、もう今はほぼ「治ってる」と思うのだけれど。 結局、全部ひっくるめるとただ単に「写真好きなんだな、自分。」というどうでもいいような重大な当たり前の、当初予想外の解にたどり着いてしまって、あらまぁ、と、思って、少し喜んだ後、少し落ち込んでいるところ。 ライムライトは土曜まで。ビーツは日曜までです。 ほんとはこんな裏事情なんてどうでもよくて、というか、言わないほうがかっこいいんだろうって思いつつ。 よろしくお願いいたします。

 
 
 

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